210730⑤「生命のエネルギ-はどのように作られるのか」
「蛋白質の合成」
電子顕微鏡の発達が、細胞内の蛋白質を合成するリボソムの発見となった。1955年。
タンパク質合成には、情報が要る。情報は核酸に書かれているのを、読み取って、それに基づいて
作る。それを読み取って運んでくるのが、メッセンジャ‐RNAである。(遺伝情報の伝令)
リボソムは、すべての生物に存在する。
「エネルギ-の発生→糖の合成」
アミノ酸を繋ぐにはエネルギ-が要る。細胞内のエネルギ-供給源は、アデノシン三リン酸(ATP)である。生物内で、いわばエネルギ-の通貨と言われている。これが分解する時に、エネルギ-を発生させる。
生物は、どのようにこのATPを作るのか。まず、ミトコンドリアと葉緑体がATPを作るのである。太陽光を使っての、電子のやり取りである。光合成の名で知られている。要するに、ミトコンドリアと葉緑体が、光のエネルギ-を、電子の交換で、化学エネルギ-に転換させているのである。これが、糖を作るという事に繋がっている。
すべての細胞には、蛋白質合成システム、光合成と言うエネルギ-変換システムを持っている。
そして、地球上の全ての生物は、光合成生物に依存している。例外として、独立栄養生物があるが。
この光合成生物が、どうして生まれたのかというのは、重要である。酸素を生み出すこれらの植物が、存在することで地球に酸素が存在するようになった。
結論的に言うと、生物は電子の流れを利用して、化学エネルギ-を、作り出しているのである。
「コメント」
光合成で、エネルギ-を作っているという事の詳しい説明ではあった。
そして、植物なくして、生物なし。