2100219⑥「ノロウイルス感染症と旅行者下痢症」
ノロウィルス感染症
特徴
・冬季に流行
・症状は下痢と嘔吐
・カキなどの二枚貝からの感染が元である。日を通さない状態での摂食で感染する。
・人から人への感染力が強い
・アルコ-ル消毒が有効ではない。予防には手洗いが有効。
潜伏期間 1~2日
症状
・突然の吐き気から始まる場合が多い。他食中毒より吐き気が強い。これは小腸に炎症が起きるからである。
・下痢は水様の下痢便 症状は3日程続くが普通は治まる
・重症化する事は少ない
感染経路
・インフルエンザは飛沫感染であるがノロは接触感染である ノロウィルスへの接触で感染する
・感染力は強い
治療
・主体は水分補給であり場合によっては点滴も併用する
「旅行者下痢症」
おなじ感染性腸炎として旅行者下痢症がある。熱帯亜熱帯地方に旅行中に感染する。入国者3千万出国者2千万。
熱帯亜熱帯地方に滞在すると、20~60%が感染するといわれる。抗生物質の仕様は不可、耐性菌を生じる。
食事から感染するので食事は、火を通したもの、水・氷・カットフル-ツ・屋台などの食器に要注意。
治療はノロウィルスと同じ。
「コメント」
東南アジアには多く行ったが下痢した記憶はない。耐性があったのか。余り自慢にはならない感じ。