210619③「古代の結婚とは」
今回は結婚について話す。戸籍が語る当時の結婚。
万葉集でも妻問いとか夜這いとかいう言葉が出てくる。
・妻問とは妻問・夫問の意味で、相手を探すこと
・夜這い 相手の名前を呼ぶ事→相手を求める事 これから転じて男が女のもとに忍ことを云うようになった
〇縄文弥生時代には、確固たる夫婦関係は無く、気の向いた男女関係が不規則に繰り返された。
これが徐々に固定化した関係に代わっていく。しかし別居の形は続く。
男女の関係も三か月続かないと解消された。
〇結婚年齢 男 15歳 女13歳
〇結婚相手のとの距離 通常1~2里
〇相手は同じ氏が多いが、中には違う氏も散見される。
「コメント」
兵役と徴税の為の戸籍作りなので、無理やりにでも戸を作り夫婦、子供を作り上げたのでは
ないか。実態の結婚は今の概念ではなく、単なる気のあった同志の同棲なのだろう。